全道美術協会は、終戦直後の1945年12月、本州から北海道に疎開していた美術家たちが道内各地の画家たちと設立した美術団体で、翌年から美術公募展=全道展を開催してきました。北海道新聞社は同協会の設立に携わり、同協会とともに全道展を主催してきました。
毎年6月に全道展を札幌市民ギャラリーで開催しています。創設時から中央画壇の美術家が所属していたため、現在でも全国規模の公募展で多くの会員が活躍しています。また小川原脩、川上澄生、木田金次郎、神田日勝、佐藤忠良をはじめ会員の名を冠した美術館も少なくありません。